働いても、働いても自立して生活できる収入を得られない。ワーキングプアという階層が生み出されています。派遣労働という職場の定まらない不安定雇用の労働者が増えています。賃金・労働条件も劣悪なまま放置されている状況が常態化しています。
小泉−安倍政権が推し進めてきた構造改革、規制緩和、行政改革、といった一連の新自由主義政策は、国内産業を空洞化させ、多国籍企業の海外進出を促進させました。その結果、正規雇用の減少、終身雇用・年功序列賃金の廃止の傾向が強まり、非正規雇用、パート、不安定雇用労働者、外国人労働者等、無権利・低賃金労働者の増大となって現れてきたのです。首切り、リストラが大手を振ってまかり通っています。
このような情勢の下で必然的に生み出されてくる未組織労働者には様々な問題が起きています。これらの諸問題を解決するには、地域ユニオン組織が必要不可欠となっています。地域ユニオン組織を広範に組織し、労働者の悩み・相談に乗り、問題解決をしていかなければなりません。しかし、現状は東京でみても多くの地域でユニオンが立ち上がらないままになっています。
そこで私たちは「ユニオンネットお互いさま」を結成することとしました。
劣悪な条件で働かされている仲間の悩み、痛みに直接触れてみる。相談に乗り解決に向け共に努力してみる。そんな実践が問われています。
「ユニオンネットお互いさま」の結成を契機に東京の各地に地域ユニオンを結成していこうではありませんか。「ユニオンネットお互いさま」への参加を呼びかけます。
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2007年12月7日
ユニオンネットお互いさま結成大会 |
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